堂本剛から考える耳の健康

1、キンキキッズ堂本剛さんの「突発性難聴

 

Kinki kidsの20周年目前の2017年6月に、堂本剛さんは突発性難聴になった様です。6月27日から入院し7月4日に退院したものの、現在も治療をしている様です。

 

2、突発性難聴とは

 

内耳の蝸牛が何らかの原因により障害を受けたため、突然に生じる難聴を特徴とする病気。その障害が内耳の前庭半規管にまで及ぶと、難聴にめまいが伴って起こる。

文字どおり突然に発生する難聴です。通常、片耳に発生することが多いのですが、まれに両耳に同時に発生することもあります。また、耳鳴りやめまいが難聴の発生と前後して生じることがあります。

 

堂本剛さんも片耳が突発性難聴になり、聴力は健康時と比べると20パーセントしか聞き取れてないとインタビューで答えていました。

 

3.発症後2週間が勝負

 

突発性難聴」は、発症後2週間が勝負。

これは、私が突発性中耳炎になり聴力が低下したときにも同じことを言われた。

 

突発性難聴は、できれば48時間以内、遅くとも2週間以内には耳鼻科で診察を受ける必要があるとのこと。時間が勝負!なのは明白。

 

突発性難聴が起こる数日前にジャニーズWebにて、「頭痛がする」とブログに剛さんは書いていました。今考えると、この時から予兆があったのかもしれません。

 

4.私が主治医ならばこれをやらせる!

 

20周年記念のコンサートに欠席することになった剛さん。

アーティストと活動しているので、早急に耳に治したいかと思う。

なので、私が堂本剛さんの主治医だったら以下の治療法を提言したい!というおしつけがましくもアドバイスしたいと思う。(素人からのアドバイスなので、もし実践される方はお医者さんによく相談してからしてくださいね)

 

①点滴療法

ひとまず、聴力が落ちた際にするべきことと言われているのがステロイド点滴。

斎藤耳鼻咽喉科 あわらのブログでは、以下の通りに書いてありました。

ステロイド剤には多くの副作用があることはよくご存知のことと思いますが、医師の指示にしたがって治療を受けていればほとんどの副作用(体重増加、顔、手足のむくみ、食欲亢進、にきび、胃腸の不快感、不眠などはもっとも多い副作用)は一時的なものなので特に心配はいりません。しかし、糖尿病、胃潰瘍緑内障感染症治療中の方などは十分注意が必要です。これらの方や一部の内科的疾患をお持ちの方は、内科の医師と相談の上、治療法を決める(ステロイド剤を少な目に使用するなど)ことが一般的です。

 治療成績は個人差が大きく、元通りに治る人は3人中1人、中程度改善にとどまる人が3人中1人、治療したにもかかわらず全く改善しない人が3人中1人と考えていただければよいと思います。

 

ひとまず、早期にステロイド点滴をすることが重要。

で、ステロイド点滴でもきかなかったら上頚神経節ブロック注射をすることをすすめる。ブロック注射は、首の上部側面(耳たぶから指3本分くらい下のあたり)へ打つらしい。ブロック注射の定義は以下の通り。

上頚神経節は頚部の交感神経節の中で最も頭側にある神経節である。この神経節の遮断では脳底動脈から各脳神経核に至る多くの血管を拡張させる作用がある。上頚神経節の節前線維のほとんどは最上位の胸神経から起こって上行したものであるらしい(ネッター解剖学)。これが星状神経節ブロックでも脳幹部への血行改善が期待できる理由であるが、その作用は上頚神経節ブロックの方がはるかに高いと思われる。これまで顔面神経麻痺や突発性難聴の治療に対し、ペイン科では星状神経節ブロックを中心として行い、そしてそれなりに治療実績を上げているが、これにとって代わり、上頚神経節ブロックが、さらに高い効果を期待できると思われる。

(日常損傷病学 上頚神経節ブロック | 日常損傷病学

 

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効果が出る方は即効でるらしい注射。これを突発性難聴の発症直後に打てばかなり効果がでるのではないかと思う。

 

 

サプリメント

私が実際に中耳炎で難聴になった際に、栄養分子の先生に、オメガとビタミンを摂取することをすすめられた。オメガは特に摂取直後から目に見えて効果が出た。

オメガとは、DHA(エイコサペンタエン酸)・EPA( ドコサヘキサエン酸)は、オメガ脂肪酸と呼ばれる脂肪酸に含まれる成分 を指す。

 

主成分は魚の場合が多く、薄黄色の場合が多い。

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4.おわりに

現代医療は日々発展しています。

お金に糸目をつけなければ色々な治療をトライできるかと思います。

突発性難聴は、早期治療が要の様です。

一日でも早く堂本剛さんの耳がよくなる様にお祈りしております。